

マダニは、野山や草むら、ヤブなどに生息し、近づいた動物や人に咬みついて寄生し、吸血します。感染症を媒介することもあるため、キャンプやハイキングなど野山に出かけるとき、また市街地でも公園の草むらなどに入る機会があるときなどには気をつけましょう。住まいの中にいるダニとは違い、肉眼で見える大きさで、性質も全く異なるダニです。また、マダニは、さまざまな感染症を媒介することで知られています。特に、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱、ライム病などが挙げられます。これらの感染症は、マダニに噛まれることで感染するため、注意が必要です。感染症のリスクを理解し、適切な対策を講じることが重要です。





マダニとはなにか
マダニは、ダニ目に属する小型の節足動物で、体長は数ミリメートルから1センチメートル程度です。彼らは通常、茶色や黒色をしており、平らな体形を持っています。マダニは、宿主の血を吸うことで栄養を得るため、吸血行動が特徴的です。特に野生動物やペットに寄生することが多く、吸血して満腹になると膨らんで10から20ミリメートルにもなります。1回の吸血期間が、数日から長いものは10日間以上になります。満腹になると自分から離れますが、それまではなかなか離れません。春から秋にかけて活動が活発になります。感染症を媒介することが知られています。
マダニが血を吸うとこうなる

出典:ねこのきもち
マダニによる感染症のリスク
マダニは、さまざまな感染症を媒介することで知られています。特に、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑、ライム病などが挙げられます。これらの感染症は、マダニに噛まれることで感染するため、注意が必要です。症状は発熱や消化器症状(嘔吐、腹痛など)、倦怠感など様々で、重症化し死亡することもあります。春から秋にかけてマダニの活動が活発になるため、山林や草むらでの作業、キャンプ、ハイキングなどの際は肌の露出を避ける、活動後にマダニが付いていないか確認するなどの予防策が重要です。感染症のリスクを理解し、適切な対策を講じることが重要です。
出典:和歌山市感染情報センター
マダニに噛まれたら
マダニに噛まれた後、発熱や頭痛、発疹などの症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診することが推奨されます。特に、SFTSや日本紅斑熱の症状が出た場合は、迅速な対応が必要です。自分の健康を守るためにも、異常を感じたらすぐに受診することが大切です。
万が一、マダニに噛まれた場合は、適切な取り方と除去方法を知っておくことが重要です。
誤った方法で取り除くと、感染症のリスクが高まるため、注意が必要です。
マダニを安全に取り除く為の方法
マダニを取り除く際は、専用のピンセットを使用することが推奨されます。マダニの体をつまみ、ゆっくりと引き抜くことが重要です。無理に引っ張ると、口器が皮膚に残る可能性があるため、注意が必要です。取り除いた後は、傷口を消毒することも忘れずに行いましょう。
マダニに対する予防対策と注意点
公園散歩時のマダニ対策
公園を散歩する際には、以下の対策を講じることが重要です。特に、草むらや茂みを避けることや、長袖・長ズボンを着用することが推奨されます。また、散歩後には体をチェックし、マダニが付着していないか確認することも大切です。
・長袖、長ズボンを着用する。
・草むら、茂みを避ける
・散歩後に体をチェックする。
犬や猫を守るためのマダニ対策
ペットもマダニ・ノミ感染は吸血されると皮膚病、外耳炎、腸炎、時に重篤な感染症のリスクがの影響を受けるため、特に注意が必要です。ノミやダニ感染は適切に予防薬を使うことでしっかりと予防できます。飲み薬と塗り薬を3か月に1度年4回使用するのが効果的と言われています。
・外出後は出来るだけペットの体、特に耳、足回り、背中をブラッシングし、ノミやダニが付着していないか確認するようにし、シャンプー後はドライヤーでしっかり乾かし、ノミ取り用クシでブラッシングすることで体内に潜むノミ、ダニをある程度除去できます。
ペットの体からマダニを見つけたら自己処理は避けてすぐに動物病院に連れていきましょう。専用のピンセットを用いた安全な除去方法や、駆除薬の投与によって、自然に落ちるのを待つ対処を行います。肉眼では確認できないダニも多いため、疑わしい症状があれば早急に受診することをお勧めします。