

2025年5月30日Canon EOS R50V が発売され動画ファンが熱い視線を向けています。今回のEOS R50V は静止画はもちろんのことですが特に動画撮影に特化しており各スイッチ類も動画寄りになっているとのことでした。静止画も2420万画素となっています。6Kオーバーサンプリングによる高画質4K30P/25P/24Pに加え、4K60P(Crop)にも対応。また音声ありのフルHD120P映像記録も可能となっています。

Canonから動画撮影に特化したミラーレス一眼が発売されたよ。
おっ、なんか小さいボディのようで持ち運びも楽そうですね。


そうやね。ファインダーレスらしいので一段と小さく見えるね。
液晶だけ?日差しのキツイ時は見にくいのではないのかな


液晶に明るさ調整がついていて日差しのキツイときでも調整すればしっかり見えるらしいよ。
なかなかええなぁ。
Contents
EOS R50 V RF-S14-30 IS STM PZレンズキットの仕様

動画撮影中心のモードダイヤルなど動画撮影に適したデザインおよび仕様
動画撮影中心のモードダイヤルや、縦位置での動画撮影のための三脚用ねじ穴、カメラ前面と上部の計2カ所に配置された大型の動画撮影ボタン、動画撮影中に赤色点灯するタリーランプなど、快適な動画撮影のための多彩な仕様を備え、操作性を高めています。また、ファインダーをなくすことで、動画向けアクセサリーとの親和性が高いフラットで直線的なデザインを採用しているほか、長時間撮影でも疲れにくい小型・軽量ボディーを実現しています。さらに、放熱性の高い設計により、温度上昇に起因する撮影時間への影響を低減するなど、長時間の撮影やライブ配信にも適した仕様になっています。
クリエイターのための本格的な動画撮影性能
APS-CサイズCMOSセンサー※2と映像エンジン「DIGIC X」の組み合わせにより、自然で美しい、被写体を際立たせるボケ表現を実現します。また、クロップなしの6Kオーバーサンプリングによる高画質な4K30P動画撮影に加えて、4K60P(crop)※3の動画撮影ができます。さらに、「EOS R SYSTEM」では初めてカラーフィルターを搭載し、シネマティックな映像表現を手軽に楽しめる一方で、「CINEMA EOS SYSTEM」にも搭載されている、用途に応じて画質調整が可能な「カスタムピクチャー」も搭載するなど、細部にこだわるクリエイターのニーズにも応えます。
「RFレンズ」として初めてパワーズームを内蔵した広角ズームレンズ“RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ”
「RFレンズ」として初めてパワーズームを内蔵しており 、一定速度でなめらかに被写体にズームすることが可能です。“EOS R50 V”との組み合わせでは、カメラ側でパワーズーム操作を行うことができます。また、レンズのズームリングでのズーム操作も可能なため、自撮り撮影などを行う際にレンズ側から操作でき、画角調整が容易です。ズーム速度はズームリングの回転角度に応じて低速と高速の2段階で行えます。さらに、ズーム時に鏡筒が繰り出さない全長固定とすることで、カメラ全体の重心が変化しにくいため、バランス調整が重要なジンバル撮影時などにおいても、快適で安定した撮影を実現します。
引用:Canon


6Kオーバーサンプリングによる高画質な4K60P動画撮影とは?

まず6Kというのは画素数が約 1800 万画素です。一般的な16:9 の場合、5760 x 3240 ピクセル、6K は、4K (3,840×2,160ピクセル 約 830 万画素) より2.2倍という高い画素数を持つため、より高画質な画像を得られます。6K の画素数は、A3サイズ程度の印刷にも十分対応できるレベルになります。
また、フレームレイトというのは4K30P/25P/24Pで表現されるように30P/25P/24Pのことで1秒間に保存される静止画の数を表しています。30Pは1秒間に30枚、25Pは20枚というようになります。パラパラ漫画と同じで静止画の数が多い方が滑らかに綺麗に進みます。
このR50Vの有効画素数は2420万画素であり16:9の場合、6000×4000ピクセルとなりますのでほぼ6Kと同等になり4Kよりより高画質な画像で撮影ができますがそれをR50Vでは出力することが出来ません。6Kの状態のまま出力のできるカメラもありますが、R50Vでは出来ません。
では、どうしたら6Kが無理なら4Kで見れるのでしょうか。そこでR50Vで使われているのが「6Kオーバーサンプリング」という技術で4Kの役2倍ほどの情報量で撮影している6Kの情報量を圧縮して4Kのサイズにしようというものです。
6Kの豊富な情報を4Kに圧縮するので高画質になります。これを「オーバーサンプリング方式」といいます。
4K30P/25P/24Pでの撮影では実質6Kの画質で読み出したものを4Kにリサイズして記録するため、色の再現性に優れ、ディテールまで鮮明な映像に。YCC 422 10bitの豊かな階調表現も可能で、ディテールにこだわるクリエイターニーズに応えます。
ただ、4K30P/25P/24Pのフレームレイトの場合は「オーバーサンプリング方式」で高画質な4Kで出力できましたが、4K60Pというハイフレームレイトになるとこの方式は使えず、以下に述べる方式によって可能になります。
4K60P(CROP)とは??

4K30P/25P/24Pのフレームレイトの場合は上述の方式により出力できましたが、4K60P(CROPクロップ)のようなハイフレームレイトの場合は以下のようにCROP(クロップ・・・切り取る)して出力します。
上の画像を見て頂くと白い枠がありますがそれが6Kの枠になりその中にもう一つカラフルな枠が4Kの枠になります。4Kに必要な3,840×2,160ピクセルで約 830 万画素のエリアということになります。白い枠の範囲である6Kの状態で出力出来れば一番いいのですがR50Vカメラでは出来ません。
そこでR50Vの解像度は6000x4000px(外側の枠)となりますが、4K動画(内側の枠)の解像度は3840×2160pxで約829万画素があれば十分となり、その画素数には大きな差があることが分かります。
この差をできるだけ効率よくカメラ内部で処理する方法として、イメージセンサーの中央から4K解像度の3840×2160pxの部分以外をクロップ(切り取る)する事で余計な処理を省き、綺麗な画質を維持できるとして、多くの機種で採用されています。
しかし、上の画像を見てもわかるようにクロップにより画角が変わってしまうので注意する必要があります。
4K動画撮影時にクロップされるのは?
一眼カメラは画像処理エンジンと言うものでカメラの制御や画像・動画処理を行っています。画像処理エンジンは、パソコンで言うCPU(プロセッサー)のような物で、高性能であればあるほど処理速度も速くなるのですが、一眼カメラの画像処理エンジンの性能には限界があり、瞬時に4K動画に変換するには非常に負担がかかってしまいます。負担がかかるということは発熱する場合もあり本体の故障を招く恐れもあります。
そうなる前に6Kの中から4Kに必要なサイズだけを残して切り取り画像処理エンジンの負担を減らして防いでいるので切り取る必要があります。
RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZレンズの特性


全長固定ズーム/操作リングのカスタマイズ
ズーム時に鏡筒が繰り出さない全長固定を採用。カメラ全体の重心が変化しにくいため、安定したフレーミングで撮影することが可能です。また、ズームリングとフォーカス/コントロールリングはそれぞれ、クリエイターの使い勝手や表現目的に合わせて使いやすく柔軟にカスタマイズが可能。思いのままの操作が可能となり、作品づくりに集中できます。
プロのような、なめらかなズームワーク
RFレンズで初めてパワーズームを搭載。一定速度でなめらかに被写体をズームイン、ズームアウトさせることができ、プロのような動画表現を手軽に再現します。EOS R50 Vに装着時はレンズのズームリングだけでなく、カメラのズームレバーでもズーム操作が可能。リモコン、アプリ上から遠隔操作など多様なズーム操作に対応します。
14~30mmのRF-S広角ズームレンズ
35mm判換算で焦点距離約22.4mm~48mmに対応。動画撮影を主な目的とするEOS R50 Vのキットレンズとして、従来のキットレンズよりも広角側の焦点距離を拡大。広い画角と強調された遠近感で動画表現が可能で、自撮りや広い画角を活かしたライブ配信、ズーム操作による画角の変化を映像表現に取り入れた映像制作など、幅広いシーンを1本のレンズでカバーします。
動画と静止画それぞれの適正に合わせたAF
リードスクリュータイプのSTMを搭載し、マイクロプロセッサーによるアクチュエータ制御とカメラ側のAFアルゴリズムとのマッチングを図ることで、高速かつ高精度なAFを実現。動画撮影時は静かでなめらかに被写体を追従、静止画撮影時は撮りたい被写体に素早く高精度にピントを合わせ、動画・静止画それぞれに適したAFが行えます。
被写体に近づいて写せる近接撮影
最短撮影距離0.15m、最大撮影倍率0.38倍(30mm時)の近接撮影に対応。テーブルフォトなど小さな被写体や、被写体に近づいてディティールに迫ることはもちろん、商品レビュー動画など見せたい商品をカメラに近づけて見せる動画撮影に適しています。
動画電子ISとの協調制御
動画電子IS※搭載カメラとの組み合わせによる協調制御も可能です。さらにボディ内ISを搭載したEOS Rシリーズのカメラに装着した場合は、3つのISを協調制御し、さらに強力な手ブレ補正効果を得ることができます。
暗がりのシーンや室内もブレを抑えて撮影
光学式ISでCIPA2024規格 5.0段※1の手ブレ補正効果を実現。ボディ内ISを搭載したEOS Rシリーズのカメラに装着した場合は、光学式ISとの協調制御により、中央7.5段、周辺5.5段※2のさらに高いIS効果を発揮し、暗がりや室内の手持ち撮影シーンもサポートします。
引用:Canon
商品を手前に突き出すと即座に商品にフォーカスされ下すと人物にフォーカスされていますね。こんなに速い切り替えができるなんてすごいですね。
まとめ

このカメラなかなかええですね。年末から来年始めにかけて一眼カメラの購入計画してるんですが候補に上げておきたいと思います。R50Vは動画をとるには色々な機能もありすごくいいなぁ。ソニーのVLOGカメラとどちらが使いやすいのやろうかと考えてもいます。まだ先の話やしのんびり市場の動きを見ながら後悔しないように商品選びをしていきたいなぁ。
コメント