

ここ最近天気の変化が激しく晴天の日は軒並み25℃位まで気温が上昇して夏を思わせるようになってきましたね。ほんまに去年あたりからの気温の上昇がめざましく気温の変化に体がついていけず体調不良の方が増えているとか。
この夏も激暑になるような事もチラホラ聞こえてきています。
昨日、九州南部が梅雨入りしたとか。かと言って沖縄はまだ梅雨入りしてないのが珍しいらしく沖縄よりも先に九州南部が梅雨入りするのは49年ぶりらしいです。ほんまに何かが狂ってきている日本列島???

毎年綺麗な桜も散り終わったと思ったら日を追うごとに
暑くなってきましたね。
桜も散ったけど天気が良ければ暑いし曇ってると
寒いね。服が長袖にしたり半袖にしたり忙しいわ


せやんなぁ。ほんまに寒暖の差が激しすぎて体がおかしくなるなぁ
そうそう、天気のええ日なんか表で遊んでいると熱中症になるかと
思う位暑い日もありこれからまた、こんな暑さになるかと思うと・・・


ほんまやなぁ。今から体を慣らして夏に備えておかんとなぁ。
今日テレビでゆってたけど暑熱順化って聞いたことある?
Contents
暑熱順化(しょねつじゅんか)とは?
天気のいい日は25℃を超すような日や30℃を超すような日も出てきました。5月といえども熱中症で熱中症で搬送されている方はたくさんいらっしゃるそうで寒い日を乗り越えようやく暖かい日を迎えると今度は暑い位の気温になっていることがあります。
体が去年の夏を越して以来に寒さに耐えてきましたが、体が暑さに慣れず久しぶりの暑さで熱中症になり救急搬されることになってしまいますので暑熱順化とは夏本番になる前にこれ位の時期から体を暑さに慣れていくことで暑さに強くなることを指します。
暑熱順化と暑熱馴化の違いは?
「暑熱馴化」と「暑熱順化」は、どちらも体が暑さに慣れることを指す言葉で、意味はほぼ同じです。しかし、ニュアンスに微妙な違いがあり、特に自然環境での暑さへの適応を強調する場合に「暑熱馴化」が使われる傾向があります。
暑熱馴化:
- 体が暑さに慣れる過程を指す一般的な言葉で、自然環境や人工的な暑熱環境で、徐々に暑さに耐えるように体が適応していくことを意味します。
- 自然環境で、暑い季節や暑い地域で過ごすことで、徐々に暑さに慣れていく様子を表すのに適しています。
- 例えば、熱帯や亜熱帯地方で暮らすことで、数年から数世代かけて暑さに慣れることを「長期暑熱馴化」と呼ぶことがあります。
暑熱順化:
- 体が暑さに慣れる過程を指す言葉で、人工的な暑熱環境での暑さへの適応を強調する場合に用いられます。
- 特に、人工的に暑熱環境を作って、暑さへの耐性を高めるトレーニングなどを指す場合に使われます。
- 例えば、暑熱順化トレーニング(サウナや運動などを組み合わせて行うトレーニング)など、目的的に暑さへの適応を高める場合に用いられます。
まとめ:
- 「暑熱馴化」は、自然環境での暑さへの適応を強調する場合に使われることが多い。
- 「暑熱順化」は、人工的な暑熱環境での暑さへの適応を強調する場合に使われることが多い。
どちらの言葉も、暑さに対する体の適応を指す言葉として使われますが、ニュアンスに違いがあるので、文脈に合わせて使い分けることが重要です。
暑熱順化による熱中症対策
人は運動や仕事などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。体温が上がった時は、汗をかくこと(発汗)による気化熱や、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で、体温を調節しています。この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされます。
暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなり発汗量や皮膚血流量が増加し、発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなります。

暑熱順化のためのトレーニング
消防署でも暑熱順化訓練を実施
本格的な暑さが来る前に、消防隊員が熱中症を予防するために、身体を暑さに慣れさせる訓練です。具体的には、防火服や空気呼吸器を着装した状態で、消防活動訓練や有酸素運動を行うことで、発汗量や皮膚血流量を増やし、体温調節を効率的にする効果があります.
消火活動で実際に着用する防火服や酸素ボンベを背負いランニングやホース搬送などで有酸素運動をして身体を暑さに慣らしていきます。
成人の方のトレーニング方法
①ウォーキング・ジョキング
帰宅時に一駅歩くとか駅から家までのバスの区間をバスに乗らずに歩いたり出来るだけ階段を使用して意識しながら汗をかきながら動くようにする。ウォーキングをする場合なら1回30分程度、ジョキングの場合なら1回15~20分程度行い週5回位実施するようにする。
②サイクリング
日常の中で取り入れやすいのがサイクリングで通勤や買い物等で1回30分ほどを目安にして週3回ほど実施する。
③筋トレ・ストレッチ
室内では筋トレやストレッチで軽く汗をかくことができます。運動時の室内の温度には注意し、暑くなりすぎたり水分や塩分が不足したりしないようにしましょう。
目安として、時間は1回30分、頻度は週5回~毎日程度です。
④入浴
シャワーのみで済ませず、湯船にお湯をはって入浴しましょう。入浴の前後に十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくと良いでしょう。湯の温度が高めの場合には時間は短め、湯の温度が低めの場合には少し長めの入浴することがおすすめです。
目安として入浴の頻度は2日に1回程度です。
⑤サウナ
根強い人気で老若男女においてサウナが利用されていますが「暑熱順化」にとってサウナもおすすめです。
特に汗をかきにくい方でも、暑いサウナ室にはいることで、身体の発汗作用を高めることが可能です。新陳代謝の機能を大きく上げてくれます。サウナ好きの方々は、知らず知らずのうちに夏場にも強い「暑熱順化」ができているかもしれません。
子供の場合
子供の場合は暑熱順化するのに時間がかかると言われており1か月程必要な場合もあるとのことです。日頃から適度に汗をかくような運動や遊びが必要になるでしょう。
期間はどれくらいすればいいのか
平均して2週間ほどで暑熱順化ができても数日暑さから遠ざかると暑熱順化の効果は無くなってしまうので自分自身が暑熱順化できているかをいつも意識しておく必要があります。運動量の少ない高齢者や女性および子供になると暑熱順化に適応するまで1か月程必要になる場合もあります。
まとめ

5月も中旬を迎えまもなく各地順番に梅雨入りしていくかと思いますが、それに伴って暑さも増してきますよね。
6月にはじとじとした暑さが続き気温も上昇傾向になってきたなぁと思ったら強烈な太陽光線を浴びて熱中症の声がドンドン聞こえてきますので自分の身体を守るためにも今から暑熱順化トレーニングをしましょう。
今からトレーニングすれば汗ばんでくる頃には暑熱順化の身体が出来てくると思うので頑張って暑さに強い身体作りをしていきましょう。せっかく暑さになれた身体も暑さから遠ざかれば……またもとの身体になってしまうので「継続は力也」精神(笑)で頑張っていきましょう。では、この夏もみんなで元気に乗り切りましょう!
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